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第五章 84  祭典初日最終戦・チェトレとディードの戦略は?

Auteur: KAZUDONA
last update Dernière mise à jour: 2026-02-26 11:34:08

 準備を済ませた二人、黒が基調の龍人族の着物のチェトレと暗殺者アサシンのジョブらしく、黒一色のローブに動き易いボディスーツの様な装備、口元もマスクで表情が見えないが、短めの金髪のタマユラが舞台の中央に立つ。鑑定に千里眼、ローブの内側には隠してある武器や暗器で一杯だ。さすが暗殺者のジョブだな。実際に人を殺してる訳じゃないだろうけど。そういう特性のジョブだ。

 これは気を付けないと不意打ちを喰らう可能性が高いな。真っ向からやり合うタイプじゃない。俺としてはトリッキーな攻撃方法は使えるかも知れないから見てみたいが、チェトレがまともに闘えるかだ。真っ向から突撃しても確実に回避されて間合いを保たれるだろう。レベル的に掴まれたら龍帝拳の餌食だからな。そしてさっきの試合で無駄にアジーンが龍帝拳を見せびらかせてしまった。気を付けないと危ないだろうな、チェトレは。アジーン同様に泥試合をさせる訳にもいかない、ちょっとアンフェアかも知れないが、念話でサポートするくらいならいいだろう。

『では第五戦、始め!!!』

 マリーさんの開始の合図で一礼をした両者。チェトレはその場から動かないが、やはりタマユラ
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     準備を済ませた二人、黒が基調の龍人族の着物のチェトレと暗殺者のジョブらしく、黒一色のローブに動き易いボディスーツの様な装備、口元もマスクで表情が見えないが、短めの金髪のタマユラが舞台の中央に立つ。鑑定に千里眼、ローブの内側には隠してある武器や暗器で一杯だ。さすが暗殺者のジョブだな。実際に人を殺してる訳じゃないだろうけど。そういう特性のジョブだ。 これは気を付けないと不意打ちを喰らう可能性が高いな。真っ向からやり合うタイプじゃない。俺としてはトリッキーな攻撃方法は使えるかも知れないから見てみたいが、チェトレがまともに闘えるかだ。真っ向から突撃しても確実に回避されて間合いを保たれるだろう。レベル的に掴まれたら龍帝拳の餌食だからな。そしてさっきの試合で無駄にアジーンが龍帝拳を見せびらかせてしまった。気を付けないと危ないだろうな、チェトレは。アジーン同様に泥試合をさせる訳にもいかない、ちょっとアンフェアかも知れないが、念話でサポートするくらいならいいだろう。『では第五戦、始め!!!』 マリーさんの開始の合図で一礼をした両者。チェトレはその場から動かないが、やはりタマユラは距離を取った。「これでこちらの五連勝にさせて貰うわ」「フッ、今迄の様にはいかんぞ」 距離を保ったまま舞台の上をチェトレを中心に回転する様に走り始めるタマユラ。ダッシュと縮地を組み合わせた歩法か、陽動だろうが中々の速度だな。「じゃあ、初代様直伝の戦術を見せてあげる」 両腕を組んで、仁王立ちの姿勢をするチェトレ。ほう、龍掌底波の構えか。あいつはアレを使えるのか? だがあの構えはかなり挑発にはなる。悪くはないな。「腕を組むとは……、舐めている様だな。喰らえ! 暗殺者武技・シャドウ・ナイヴズ!!!」 シュババババッ!!! 背後の死角から闇属性の魔力を込めた短剣やナイフの投擲か、だがチェトレは魔力鎧装に心眼、未来視、明鏡止水も全て発動させている。ちゃんと死角からの攻撃に備えていたな。 パパパパーァン!! ピシィ!! しっかりと方向も把握し、振り向きながら魔力の籠った掌底でナイフを叩き落とし、一番大きな短剣を人差し指と中指で白刃取りの様に止めた。うんうん、冷静だな。「チッ、全て防がれるとは……!」「お返

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     メキア奪還、魔王領の激闘から数日が経っていた。堕天神二体を斃し、魔王の討伐(殺してはない)にメキア・魔王城での死闘とある意味世界の危機を未然に救ったことにはなった。そういうことで約束通りクラーチ王国で祝宴が催されることになっている。今は俺達の休養も兼ねてリチェスターの屋敷でお気楽生活。怒涛の展開過ぎたから、頭が追い付いてないんだよなあ。 どうも他国の王族やらお偉いさん方も俺達の噂を聞いて、各国の王城へと設置された魔導具の転移門からやって来るらしい。また変なことに巻き込まれないといいけどなあ。ぶっちゃけ特異点の特性として、最早諦めてるけどね。しかしそんな便利なものがあるなら最初から使わせて貰いたいものだが、両国の同意がないと機能しない、使用できない仕様らしい。まあそりゃそうだ。各国に侵入した賊みたいな奴らが自由に使えたら世界は大混乱だしな。まあこういうのはアリアが上手い事関与してるんだろうが、この転移門システム、一瞬で大陸を超えて転移できるらしい。地球のコンコルドよりも速い。オーバーテクノロジーとは何ぞや? と考えるのも面倒くさくなってくる。それに便利なことに変わりはないし、気にしないでおこう。 今回も大変だったし、祝宴の準備迄の間は各々自由行動して英気を養っているところ。俺はアヤと一緒にリチェスター北部の港で魚釣りをお気楽にやっている。海は綺麗で澄んでいるし、地球で釣れるアジやらサバやらタイが釣れるし、得体の知らない巨大魚も釣れる。前世では良くガキの頃から親父と母さんとピクニックがてらに行ったし、懐かしさとともにリラックスもできて良い感じだ。超成長の御陰か、いつの間にか覚えた釣りスキルも勝手に上がっていく。釣りは技量だけで魚との駆け引きを楽しみたいんだけどな。何でもスキル化されるのはちょっと微妙だと思う。 次代の竜王の兄妹も助けられたことで特異点の数も2つ減少。勇者の意志に覚醒出来ないジャンヌは特異点ではないということで、トータルで3つの特異点がなくなった。世界への影響も少なくなるだろう。 ダカルーのば-ちゃんは竜王の里の復興があるため、PTを抜けた。「世話になったのう、後はこの二人をビシバシ鍛えてやってくれ。これで儂はお役御免じゃ。里に来るときは歓迎するぞい」 と、アジーンとチェトレをここに残して帰郷した。鍛錬のときに体術勝負で負けてるし、次に再会

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